刺しゅうミシン研究所

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タジマSAI(彩)とブラザーPR1050X(PR670E同等スピード)の刺繍ミシン比較テスト(柔道の胸の大きさを想定した大きさ)

タジマSAI(彩)とブラザーPR1050Xの刺繍ミシンを縫い試験して比較テストしてみました。

刺繍データは、柔道の胸に刺繍する大きさを想定した物です。

タジマSAI(彩)はタジマの刺繍機の中で最も小型で、刺繍エリアもブラザーPR670Eと同等の横300mm×縦200mmで価格もほとんど差が無いということでタジマSAI(彩)の発売に伴って、今回の比較テストとなったのですがPR655からPR670Eにモデルチェンジする前にPR1050Xを入手していたので刺繍エリアとカメラ機能の差はありますが、刺繍機のスピードと縫い上がりでは差がないのでPR670Eもほぼ同等の結果となると思われます。

 

PR670Eになってミシンの縫い始めの立ち上がりスピードが上がっているらしいのですが、今回試験したPR1050Xは最新バージョンをダウンロードしてインストールしましたので同等のスピードになっています。

 

想定していたよりタジマSAI(彩)が健闘しましたが、SAIのほうが最高スピード800回転/分なのに対してPR1050Xは1,000回転/分だったのですがブラザーの刺繍ミシンは刺繍の振り幅が一定以上の振り幅になると極端に自動減速をかけるのがこの縫い上がり時間の差になったようです。

職業用とカタログに書いてあるブラザーと工業用の性能を受け継いだSAIとの性能差は、カタログの最高回転数だけでは判断できないという結果になりました。

振り幅が2mm以下の名入れ刺繍での比較ならどんな結果になるか次回の比較テストにご期待ください。